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国内社有林の間伐事業

林野庁が進める「森林経営計画制度」のもと間伐面積を拡大中

当社グループでは、林野庁が進める新制度「森林経営計画制度」によって国内社有林の間伐事業を進めています。「森林経営計画制度」は、一体となった森林で間伐などを計画・実施するもので、資源としての森林を効率的に整備し、まとめて木材を供給していくことをねらいとしています。

地元企業との連携を強化

森林経営計画制度のもとで当社の社有林もここ数年、間伐実施面積は飛躍的に増加しています。搬出された間伐材は、建築や合板向け、あるいは製紙用チップ向けとして、地元を中心に活用されています。間伐により木々の生育が良くなると同時に、下層植物の繁茂や林内の空間の増大によって生物多様性の面でも増進が図られます。
このような状況のなかで、森林の一団地としては最大規模の岩手県外川社有林では、2013年度から専属の有限会社白椛林業に加えて、従来から補助金事業の窓口でありカラマツ丸太の販売先でもあり、今回の新制度の共同計画者でもある地元の葛巻町森林組合の協力を得ながら、増加する間伐作業に対処しています。
石川県穴水社有林においては、新制度のもと地元の企業である株式会社中野と森林経営委託契約を結び、高性能林業機械を導入することで効率の良い間伐作業を実施しています。

社有林・分収林 総面積12,330ha

石川県、能登半島。針葉樹の社有林を長期にわたって保育、育成管理を行っています

石川県の能登。半島の中部に位置する穴水町、北部の能登町には、長年にわたり針葉樹を保育している社有林があります。ここでは立派な立木に育てるための間伐や枝打ち、建築用材となる丸太の生産、再植林を計画的に行っています。地元の人たちの手によって、健全な森林が育成されています。

能登半島の社有林では、スギ、ヒノキ、アテを植林して長期管理

穴水町にある穴水社有林の広さは約880ヘクタールです。ここでは、建築用材になるスギ、ヒノキ、アテ(別名能登ヒバ)を育てています。
植林してから収穫(伐採)するまではスギ、ヒノキで60年、アテで80年かかります。計画的に間伐や枝打ちを行いながら、立派な木に育つよう管理しています。また能登町にある宇出津(うしつ)社有林は約170ヘクタール。ここでは、植林後10〜15年が経過したヒノキが健全に成長しています。

植林された後は、下草刈り、除伐、枝打ち、間伐などの作業が繰り返されます

森林を健全な状態に保ち、立派な建築用材として立木を育てるためには、森林の手入れは人の手によって丹念に行わなければなりません。その結果、健全に育った木材が供給されます。例えば、スギやヒノキ約3,000本を1ヘクタールに植林した場合、60年後の収穫時には約700本まで間伐作業によって調整します。植林から収穫まで人の手による作業工程を表したのが下図です。
植林して約5年間は下草刈りを実施。10〜15年後に除伐と1回目の枝打ち、25年〜30年後に1回目の間伐と2回目の枝打ち、約45年後に2回目の間伐を行います。林の中への光の差し具合や下層植物の状態を見ながら間伐で立木本数を調整し、枝打ちを行います。丁寧に手入れすることで森林は健全に育っていきます。

伐採後は再植林して、長い時間をかけて再び豊かな森林に育てていきます。

立派に成長した立木を収穫した後は、林地に残った枝を束ねて筋状に並べ、その筋の間に再び木を植えていきます。筋に置かれた枝は、植えた木に必要な肥料となります。植林作業は2メートル間隔で苗木を植林し、一人当たり1日で約200本植え付けられていきます。その後、下図で示した作業が再び行われていきます。山の中で作業を行い、丁寧な管理を行うためには道が必要です。作業現場に続く道路はコンクリートではなく、間伐された木を利用した丸太組み工法で道路を開設しています。

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2m間隔で入念に行われる斜面での植栽作業

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スギ苗木の束を背負い、植栽の準備

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ベルトで身体を支えながら「枝打ち」を行う

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チェーンソーを使って行う
「間伐作業」

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雑草や雑木を刈り取る
「下草刈り」

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