チリ
植林を優遇するチリでは
林業が重要な産業の一つです

04年の実質GDP成長率6.1%を達成し、安定した成長を続けているチリ共和国は、日本の真下、地球の裏側に位置しています。人口約1600万人のうち約30万人の人々が林業に従事し、就業人口でも大きなシェアを占めています。失業率も7%と、南米諸国の中では低い水準。植林に対する国の優遇政策も特徴で、植林事業が進む大きな要因となっています。
チリの気候は雨量も多く、森林の生育には好条件が整っていますが、山間部では氷河浸食による荒れ地や放棄された牧草地なども多く、国土保全の面からも植林事業の発展が不可欠です。木材チップ原料のユーカリはこうした荒地に植林され、約10年で植林〜育成〜伐採〜植林のサイクルが繰り返されます。同国の植林事業は森林の拡大に加えて、山間地に暮らす人々の雇用促進と生活の安定にも貢献しています。
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チリの林業にとって日本は最大の輸出国であり、木材チップはチリの林業を支える重要な輸出品目となっています。日本の紙消費が増えれば、チリの森が増えるというのも、こうした要因があるわけです。フォレスタル・デル・スル社は、植林地から産出されるユーカリを原料にした木材チップ約30万トンと、製材用ラジアタパイン約3万トンを日本に輸出。その約5割を北越紀州製紙が購入しています。「日本の皆さんが紙を使って下さることで、チリの植林事業が進み、森林が増え、失業者の雇用促進や生活安定という良いサイクルが確立しています」と、同社社長のカンピーノ氏は話します。






