本文へジャンプ

山形県尾花沢市

積極的に日本の木材を利用することが
山林の保全につながっていきます

photo
左より北越紀州製紙の梶原、田中、
作業をされている早坂さん、横山さん、西塚さん

 山形県尾花沢市鶴子の伐採作業山林は300haほどある地元鶴子地区の共有林で、その所有者が集まって鶴子生産森林組合を作り、管理経営しています。この周辺の山林は、さまざまな種類の広葉樹が入り交じった雑木林。何百年も前から木こりや炭焼きなど、生活の中で木を切ってきたから、立派な山林を維持して来れたのです。

 広葉樹は、伐採した後の切り株から、「萌芽」という芽を出します。木は切られても生きているのです。萌芽は3年ほどで1mほどに成長し、15年もすれば立派な山林になります。その後、樹齢30〜40年になると伐採され、再び切り株から萌芽が出る。鶴子の山林では一日に300本の木を伐採していますが、順繰りに再生していくので、山が丸裸になるということはないのです。では、切らずに放置すると、どうなるのでしょう。老木になると萌芽する力が衰え、樹病にもかかりやすくなります。近年問題になっているナラ枯れもそのひとつで、ナラの老木に虫がつき、それが原因で周囲に立ち枯れが広がって行きます。

photo
萌芽してから3年目の木

photo

 鶴子の伐採作業山林から少し離れた鮭川村には、伐採から3年、10年経った山林があります。3年経った切り株からはしっかりと芽が出、まだ細いながらも幹を上に伸ばしていました。また、10年経った山林では、切り株の切り口が判別できないほど萌芽は成長し、立派な山林ができ上がっています。山林は自然のまま放置するよりも、適度に人の手で木を切っていくことで、山林の循環に力を貸し、それが保全につながるのです。

photo
太古の昔から山里の人々が木を切り利用して来た、山形・鶴子の美しい山林

このページの先頭へ