岩手県葛巻町
活力ある森林づくりに努め
森林の恵みを大切に利用

カラマツ、赤マツ、広葉樹がバランス良く管理された
岩手県葛巻町にある外川社有林

外川社有林から湧き出る清流
製紙会社はいずれも設立当初から、製紙原料を自社で賄う方針で社有林を確保してきました。岩手県北部の葛巻町にある外川社有林も、そうした社有林の一つ。当初植林したカラマツなどは製紙原料としての付加価値が下がり、海外調達の比率が高まってきた経緯がありますが、北越紀州製紙では地域の人たちと協力しながら半世紀にわたってこの社有林を手入れしてきました。計画的に伐採した材木は建材用に出荷されているほか、間伐材は林道整備の際に地盤強化材としても活用されています。また、02年3月に完成した森林公園は、地元の要請を受けて協力し、外川の美しい渓谷を中心に公園として整備したものです。
外川社有林は、こうした管理手法が国際的な森林認証機関である森林管理協議会(FSC)に認められ、03年5月、FSC認証を取得することができました。

萌芽更新によって
次世代が芽吹く
カエデの切り株
北越紀州製紙では約6%の国産チップを使用していますが、東北のナラ林を中心に二次林から産出されています。二次林の利用は日本古来の薪炭材生産を継承するものであり、里山文化を守ることにもなり、森林の恵みを大切に利用しています。また、私たちは木材を製紙原料の木材チップだけに利用するのではなく、木の皮は熟成させて天然堆肥として、緑化や土壌改良材に活用しています。さらに、チップをつくる時に発生するオガ粉は、キノコの菌床栽培用に活用しています。森林から受ける恩恵を全て余すことなく大切に利用し、森林のリサイクルに努めています。
