福島県会津若松市
日本の木を使うことが
山を育てることになります
福島県会津若松の重要な産業の一つが林業。山を持つ多くの地主の収入源は山林を提供することであり、林業を営む人々はその山林を伐採するなど、造林・管理することが仕事です。樹木の用途は製紙用が大半。この会津若松地区では、製紙事業が林業に携わる人々の暮らしを支える重要な産業となっています。

会津高田の社有林。大滝山林・大滝川。
山深く、人も入らず、自然がそのまま残っている。
大滝川は水量も豊富な清流です。
北越紀州製紙では約6%の国産チップを使用していますが、その木材は福島県や山形県の里山材です。これは日本古来の薪炭材生産を継承するもので、計画的な萌芽更新〜保育〜伐採〜萌芽更新のサイクルを継続しています。

会津早稲田谷の社有林。
人が手を入れることで見事な広葉樹が生育する里山となります。
「都会の人は山や自然をどう考えているのでしょう。木を切ると『自然破壊』と言いますが、山をほうっておくと蔓が木に絡まり、雪が積もれば倒れるし、台風が来ても倒れる。林業に関する認識が我々とまったく違うんですね。木を切ることは山を新しくすること。『新しい』という漢字は、立ち木を斧で切ると書きます。木には再生能力があり、広葉樹なら切り株から20〜30年で再生します。60年も経った木からは、良い芽は出てきません。私たちの伐採は自然のサイクルに適ったこと。手を加えることも『自然』なのです。手を加えないと、笹竹が生えて広葉樹が育たないこともあります。20〜30年ごとに伐採するのが良いんです」と、(有)川島林業の川島社長は、会津の林業について熱く語ります。
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