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北越紀州製紙グループのセルロースナノファイバー

CNF(セルロースナノファイバー)を多孔質材料とする当社独自の技術。
エアフィルタ濾材をはじめとする高機能材料への応用が期待されています。
北越紀州製紙グループは「CNF多孔質材料」の可能性をますます広げていきます。

① 省エネや超微細粒子の捕集が期待できる
 「空気清浄用エアフィルタ濾材」

当社開発品(CNF、ガラス繊維複合フィルタ)

左:従来品(ガラス繊維)、右:CNF多孔質材料

 当社はガラス繊維の隙間にCNFをクモの巣状に張りめぐらすことに成功、CNFを用いて高性能エアフィルタ濾材ができることを世界で初めて証明しました。
 CNFの使用量はガラス繊維に対して0.1%程度。極少量でフィルタ性能を大きく改善して、従来にない省エネ効果や超微細粒子の捕集が期待できます。

エアフィルタとしての性能評価(評価条件 面風速5.3cm/s、0.10〜0.15μm粒子使用)

ガラス繊維不織布にCNFを複合化させた時のエアフィルタ性能

CNF含有量が増加すると共に、圧力損失は上昇し、粒子透過率は減少しましたが、エアフィルタの性能指標であるQuality Factor (*QF) は、CNF添加で2倍以上にアップしています。
QFが2倍になると、例えば、圧力損失を従来の半分にできます(粒子透過率が同じ場合)。

  • * QFとは、エアフィルタの潜在能力を示す指標、圧力損失や厚さが異なってもフィルタ性能を比較できる。
    QF = -ln (粒子透過率) / 圧力損失
  • ●当社は、平成28年4月に開催された公益社団法人日本空気清浄協会主催の「第三十三回空気清浄とコンタミネーションコントロール研究大会」において、「ナノセルロースを用いたエアフィルタ瀘材の開発」に関する発表を行い、最高賞である「研究大会会長賞」を受賞いたしました。

② 触媒担持体や断熱材、吸着材等に利用可能な
 「超低密度多孔質体」(エアロゲル)

 当社は、水に分散した状態のCNFをほぼそのままの状態で取り出すことに成功しました。
3次元的なネットワーク構造を有し、高比表面積のスポンジ状繊維質多孔質体「エアロゲル」になります。
 「エアロゲル」は 触媒担持体、断熱材、細胞培養基材、吸着材等への利用が期待できます。

③ セルロースナノクリスタルの研究開発

 当社連結子会社であるAlberta Pacific Forest Industries Inc. はカナダ・アルバータ州の研究機関とセルロースナノクリスタルに関する共同研究を進めております。

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